路地

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「物をつくるのが好きなんです」
彼女は一瞬こちらを見たかと思うと、足元のアスファルトに目をおとし、笑った。
夕方の光がその笑顔を照らす。
彼女には彼女の足あとがあり、夢があるのだ。

行き交う人を見てみる
映画の主人公と同じようにみんな自分の毎日を生きている。

通りかかったドレッドヘアの彼と、ロールアップしたジーンズの彼女にも
きちんとメイクしたおばあちゃんにも
走る宅配便のお兄さんにも
風にゆれるたてがみのわんこにも

別れ際、はにかんだ彼女の声にさっきとおなじ夕方の光がさしていた。



-Photographer 7-
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by aypc2009 | 2010-03-11 23:57 | dearly days
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